考える

身近な死を感じてから

頻繁に死を意識するようになった

今日は死ぬかもしれない

明日かもしれない

そんなことを考えているうちに葬式のことを考え始めた

私の葬式には愛猫を連れて来てほしい

2匹の猫は愛されるべき人の元へと渡されるべきだ

だから、悩み抜いた結果

うるは実家へ

まぐはもっと愛してくれる人の元へ

2匹を離すのは惜しいほどに仲良くなった

私の大切な家族です


もう一つ

今日でも明日でも明後日でも、突然死んでしまったら

恋人にはきっと悲しい想いをさせてしまうかもしれない

でも私は君を愛した気持ちのまま死ねることを最高の幸せと思うだろうね


そんなことを1人、6月8日7:47に考えていたわけだ

季節は「梅雨」

起床時には強かった雨は少し弱くなった

雨の日は嫌いでは無い

紅茶を飲んで本を読んでいた数年前

懐かしさから心臓がジンジンしてくる

雨というわけでもなく、その日は台風で

小学校は休校だったらしい

母は「ゆっくりしなよ」

雨で空は曇り、雨水で冷やされた外気が夏に近づいていた温度を下げていた

くせ毛だった私はやたら跳ねた髪が鬱陶しかった

テレビを見て

昼に炒飯を食べた

そんな日は母が書店に連れて行ってくれた

買うものなんて漫画くらいだが

休みの日は1日が半分に感じられた

それは今も同じことだけど

思い出はそんな感じ

ノスタルジー


私は気分屋だと

自分でもよく思う

自分だからよく思っていなくてはいけない

そんな日は災厄

まさに公害

理解できても解決には結びつかない

申し訳なさを感じつつ

他人への配慮はしない

わからないと言いたい

友人はデリカシーが無いとよく言われる

思ったことをすぐに口に出すから

私は口には出さないけど

文面という媒体に変化すると

自分に正直になりたくなるものだ

だから書く

私はわからないでは終わらせない

わからないはずなんてない

自分のことなのだから

話を戻そう

私が他人への配慮を怠るのは

心配などいらないからだ

不要、そこで自分の気分を無理矢理上げて

他人と普段通りに接してみる

みんな安心してベラベラ喋り出し

まさに鬱陶しいとはこのこと

待って、待って、

事実私の気分は上がってなどいないのだから

だから自然と回復するまで待っていてほしい

なんという利己的

こんな性格でよく恋人も友人もできたものだと

だけど知ってほしい

怒りなど微塵もない

ただ、ただ私が自分勝手に

「これ以上罪悪感を抱きたくない」

と根底で思っているから

一生懸命機嫌を治そうとしてくれる恋人や友人、

申し訳ない

だけど気分は上がらない

焦りとこのまま嫌われるんだという不安

涙を流せば

他人の心配は一層煽られる

時間さえくれれば

しっかり元に戻るから

私なんかのために

大切なあなたの時間を使って欲しくないのだ

友人と遊ぶ時

そうなってしまっては貴重な時間を削ることになる

友人も私を待っている時間というのは非常に無駄

だからどうしても避ける

友人を困らせないために私は2人きりで遊ぶことは避ける

人間は自分勝手だと

私は自分自身を見つめていつも感じる

1人が好きな人間だって

愛情が欲しいものだ

寂しさはどんなに愛されていても生まれるもの


人間は強欲だと思うね

それが人間だとも思う